2013年6月8日

金剛院からは再び車道を歩いて行くのだが、すぐに車は通りそうもない枯れ葉が積もる道になった。林から抜け出すと、広い林道に出て、あとはこの舗装されない林道をひたすら歩いて行く。林道を20分ほど行くと、舗装道に合流して、さらにこれをひたすら歩いて行くが、指導標がまったく現れないことに気がついた。おかしい。いままで歩いてきたルートを振り返ってみると、土の林道の分岐があったことを思い出した。そこには、地べたに文字がかすれた指導標らしきものが置かれていた…。もしかしたらと思って、一旦引き返すことにした。
この分岐に戻って、朽ちた指導標をよく見たが、文字がかすれて判読できない。試しに…とこの道を少し行くと、自然歩道の指導標があった。指導標のそばにはベンチがあったのでここで休憩することにした。気があせっていたので、ペースを乱して息がきれてしまったのだ。時間は11時20分になっている。1時間ほども時間のロスをしてしまった。
土の林道を下って行く。10分ほど行くと右に下る山道があった。これを10分ほど下ると再び林道に合流する。林道はヘアピンカーブを繰り返すので、それをショートカットしているのだ。20分ほど行くと茶畑が広がって、民家が見えてきた。ここが市井平であった。
ここで舗装道は鋭角に左折して、少し行って再びヘアピンカーブがある。この先、緩やかに下って行くのだが、5分ほど行くと、左下に舗装道が見える。まさかと思ったら、ヘアピンカーブでターンしてこの道を行くのだ。道は目的地とはまったく逆の方向へ続いている。ターンするカーブがすぐにあると思ったのだが、遠かった。谷の流れが見えてくるとようやく右折して、目指す方向に行くようになった。すごい遠回りをしたことになる。
流れに沿って10分ほど歩くと、東海自然歩道の休憩舎があった。休憩舎のベンチには手作りの座布団が置かれていたりするので、ここで休憩することにした。
このすぐ先で橋を渡ると、正面に「八垂の滝」がある。何段にもなって流れ落ちる滝なのだが、樹木に隠れて、その全体はわからなかった。

八垂の滝から次の目的地の野守の池までは3.1km 65分である。家山川に沿ってアスファルトの道を行く。25分ほど行くと、指導標に従って右折。直進方向にはトンネルが見えた。
直角に右折したが、やっぱり家山川に沿った道で、やがて右側の川の土手に桜の木が続くようになった。道の両側が桜の並木になったところで、左折する。春だったらすばらしい眺めなのだろうと思う。
郵便局を過ぎると、左に大きな池が広がった。ここが「野守の池」である。池の畔には東屋があった…と思ったら、それは足湯であった。
ここから少し行くと右に上って行く坂がる。自然歩道はこの坂を上って天王山公園に至るのだ。
天王山公園にはりっぱな休憩舎があった。ここにテントを張ってしまいたくなるのだが、まだ14時半である。ザックをここにおいて公園内を周遊した。
緩やかに上って行くと広大な芝生広場があって、その先に展望台が見えた。展望台に上ると家山の町が一望できた。