東海自然歩道 三重の道
おおぼらやま

標高1013m
中太郎生→蔵王堂→大洞山登山口→大洞山雌岳山頂→→大洞山雄岳→倉骨峠→下太郎生バス停

ここから東海自然歩道は三重県である。自然歩道は大洞山には登ることなく、山頂を捲いてしまうのだが、私はもちろん登ることにした。
尼ヶ岳から望む大洞山


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2003年8月3日

中太郎から次に目指すのは大洞山である。

私は30年前、大阪に住んでいたときに自然歩道を歩いていたのだが、この大洞山についてはよく記憶している。私が登ったとき、自然歩道はまだ整備中で、雄岳と雌岳の鞍部に着いたときは、階段の設置中であった。途中まで作られた階段を登って雄岳を往復したのだ。なんか懐かしさに浸ってしまう。
中太郎生から国道を渡って東に向かう。次第に山の中の林道になって、神社の前に着いた。
けっこう規模の大きい神社で、地図を見るとこれが「蔵王堂」であった。
薄暗い林の中で、お堂の横には3体の石仏が立っていた。
蔵王堂から少し行くと東海自然歩道の休憩所があった。新しい。
さらに、どんどん歩いて行くと、山道から舗装道に出てしまった。どっちへ行くんだと思ったら、アスファルトの上に東海自然歩道の矢印が書かれていた。
車道を歩いて行くと峠に着いて、ここに大洞山登山口の指導標があった。自然歩道はこのまま車道を行くのだが、私は大洞山を縦走したいと思っているので、自然歩道と別れて登山道に入った。
車道からほんの少し登ると、右に広場があって、ここには自然歩道の休憩施設があった。ここで休憩。

ここから登山道を登る。すさまじく急な道である。ようやくの思いで登り着いたのは大洞山雌岳山頂。かなり荒れた感じの山頂であったが、方位盤が設置されていた。あとでガイドブックを読んだら、ここに三角点があるというのだが、見逃してしまった。
山頂から一旦下って、鞍部に着く。ここには指導標が立っていて、右に下ると東海自然歩道なのだ。今の自然歩道は大洞山は巻いてしまって、倉骨峠から尼ヶ岳に登るようになっているのだ。でも、大洞山のもう一つの山頂、雄岳を登らなければいけない。雌岳の標高が985mなのに対して、雄岳は1012mなのだ。最高点を踏まないわけにはいかないではないか。
雄岳への登りの途中、振り返ると鋭く聳える高見山が見えた。天気がよくないので展望は期待していなかったのだが、ラッキー。
少しの急登で雄岳山頂に着いた。時間は15時40分であった。山頂には粗末な棒が立っていて、マジックで「大洞山雄岳1013m」と書かれていた。三角点のある雌岳のほうが大洞山山頂とされているためか、雄岳山頂には何もなかった。でも、尼ヶ岳と遠くに高見山を望むことができた
潅木の間の道を下る。時間が気になりだした。

私のもっているガイドブックでは、尼ヶ岳を越えて高尾という集落からバスに乗るようになっているのだが、時間はもう16時になっている。高尾に着くのは19時頃になってしまいそうだ。
しかたがないので、太郎生に下ることにした。
地図を見ると、倉骨峠から林道を下ると下太郎生に着くことができて、そこにバス停がある。
尼ヶ岳は次回にして、大急ぎで下ることにした。最終バスは17時くらいまではあるだろうか。最悪、名張まで歩かなければいけないかもしれない。
舗装された車道に出る。ここが倉骨峠である。
ここからは車道を歩いた。山襞に沿って曲がりくねる道を行くと、指導標があって下太郎生に下る山道を示していた。
山道をほとんど走るようにして下る。バスの最終が何時かわからないので、ともかく急ぐしかない。
林道を横切ってさらに行くと、集落の中の道に出る。ここからは車道を行く。
下太郎生バス停に着いたのは17時少し前であった。
心配だったバスの時間を確認すると、けっこう遅くまであるのだ。40分ほど待ち時間があったので、バス停の向かいにあったお店でビールを買った。
今日の頑張りに、一人で乾杯した。



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中太郎生のバス停前の酒屋さん


大洞山に向かう


蔵王堂蔵王堂近くのの休憩所


大洞山への登山口


大洞山雌岳山頂


雄岳山頂



林道終点に着いた


下太郎生のバス停から尼ヶ岳が見えた





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