東海自然歩道 静岡の道.


宇嶺の滝→マルガシ分岐→向山林道分岐→県道舟ヶ久保→63号線分岐→清笹峠→黒俣大イチョウ→久能尾

宇嶺の滝からは全コース車道歩きである。清笹峠を越えて久能尾の集落に下る途中にはイチョウの巨木がある。私は歳を経た巨木が大好きで、ひとりで黙って眺めていると、古木には神が宿っていると、心の底から感じてしまうのだ。
黒俣の大イチョウ.

 宇嶺の滝から清笹峠へ
駐車スペースとトイレがあった


道ばたに休憩所


通行止めの看板があった


清笹峠

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2013610

東屋でテントを撤収して、宇嶺の滝に向かって歩いて行く。ここでまた何枚も写真を撮ってしまった。
滝からは急な階段を上って、県道に戻ったのは7時過ぎであった。宇嶺(うとうげ)の滝の入口のすぐそばには東海自然歩道の案内板があった。静岡県の案内板マップは詳しくてすごく役にたつのだ。
5分ほど舗装道を行くと、道幅が広くなって、駐車場になっている。そのすぐ先に新しいトイレがあった。これは宇嶺の滝観光のための施設なのだが、かなり遠い…。
右に渓流を見ながら10分ほど行くと、「マルカシ」への道が分岐する。その道には丸太を4本並べた橋がかかっていて、その先はかなり険しそうであった。
45分ほど行くと右に向山林道が分岐していた。ここに立つ指導標には清笹峠まで4.3km100分となっていた。
杉林の中に林道は続き、15分ほど行ったところに休憩ベンチがあった。ここから少し行くとヘアピンカーブで、急な下りになる。傾斜が緩まると杉林から抜け出して茶畑が広がった。民家も見える。このあたりが舟ヶ久保だと思う。
再び杉林を
30分ほど行くと、通行止めの看板があった。「この先6kmが路肩決壊のおそれがあるため通行止め」と書かれている。昨日私が見てきた箇所のことで、宇嶺の滝駐車場までは行けるとなっていた。
ここで左から来る県道63号線(藤枝天竜線)が合流する。角には小さな祠があった。
この交差点から少し行くと古い石橋があって、そこに「木製谷止工」の説明板がたっていた。砂防ダムの一種なのだが、コンクリートではなく木造なのだ。最近は自然保護のために、こうした砂防ダムが多くなっている。いいことである。
舗装された林道歩きが続く。
30分ほど緩やかに登って行くと、距離標識28.5kmがあって、すぐ先に静岡市という道路標識が見えてきた。ここが清笹峠であった。舗装された道が下りになるだけで、峠の雰囲気はない。
この峠から次の目的地「久能尾」までは
7.4km130分と書かれていた。



 黒俣の大イチョウから久能尾へ
清笹峠から緩やかに下る


大銀杏が見えてきた


黒俣川に沿って行く


久能尾の交差点


清笹峠から舗装道を下って行くと、林から抜け出して下に茶畑と集落が見えた。そして、大きな銀杏の木が見えた。これが「黒俣の大イチョウ」である。
銀杏の巨木に行く道を目でたどると、下の集落からだとかなり登り返さなければいけない。そこで、今いるところから尾根が続いているので、県道からはずれて、これを行くことにした。
ガードレールを乗り越えて、細い踏み跡をたどる。赤い鳥居があって、これをくぐると巨大な銀杏の根元に着く。黒俣の大イチョウは静岡県の天然記念物に指定されていて、根回り13.3m、高さ17mの巨木である。根元から見上げると、その圧倒的な迫力に、スゴイ…という言葉しか出てこなかった。
銀杏の廻りには網のように根が張りだしていて、これを踏んで向こう側に出ると、シャレた感じの東屋があった。ここで休憩。ここから眺める大イチョウもすばらしい。
東屋からは狭い階段を急下降して、舗装道に降り立つ。車道を歩いて行くと「明治の造形物文化財 野ズラ積」という標識があった。その方向を眺めたが、どれがそうなのかよくわからなかった。

アスファルトの道が黒俣川に沿って続く。1時間ほど行くとようやく集落に入って行く。
すぐにガソリンスタンドのある交差点に着いた。ここには久能尾のバス停があった。
バス停のベンチで休憩していると、目の前に酒屋さんがあって、たくさんの自販機が並んでいる。のどが渇いたのでジュースでも買おうかと行ってみたが、誘惑に負けてビールを買ってしまった。



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