東海自然歩道 静岡の道.


高根山山頂→高根白山神社→鼻崎の大杉→蔵田→宇嶺の滝

高根山山頂から蔵田集落に下る。山頂から少し下ると高根白山神社で、古代神楽が有名なのだ。ここからは車道を下るのだが、蔵田集落の手前にある杉の巨木には感動してしまった。
この日は宇嶺の滝の東屋にテントを張った。
宇嶺の滝.

 高根白山神社から鼻崎の大杉へ
高根山を後にする


高根白山神社に向かう


鼻崎の大杉

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2013年6月9日

高根山山頂から少し行くと金網のフェンスがあって、見上げたら電波塔が聳えていた。
このすぐ先で稜線から外れて右に下る。杉林の中
を10分ほど急下降すると掘っ立て小屋のようなものが見えてきた。これは高根白山神社の手水舎で、ここで舗装された林道に降り立つ。自然歩道はここから左に行くのだが、右には「高根白山神社」があるのでお参りして行くことにする。
手水舎の前にザックをおいて、神社に向かった。
この神社は山の中にあるためか、ひっそりとして人影は全くないのだが、建物はすごく立派である。
説明板によると、この神社で有名なのは10月29日の例大祭で行われる古代神楽なのだそうだ。一度観てみたいものである。
境内には鮮やかな赤のツツジが満開であった。

ザックを回収して林道を歩いて行く。10分ほど行くと、自然歩道の新しいトイレがあった。静岡県の自然歩道は、最近全面的に整備し直されたのではなかと思う。指導標やベンチ・テーブル、トイレ、新しいものが多いのだ。自然歩道大好きの私としては大感謝である。
さらに
10分ほど下ると広大な茶畑が広がった。緩やかな斜面にビロードを敷き詰めたような広大な茶畑は息をのむほどに美しいのだ。さすがにお茶の静岡である。
茶畑を眺めながら下って行くと、下に大きな杉の木が見えてきた。これが「鼻崎の大スギ」である。根回り14.5m、高さ27.5mもあって、ご神木として大切にされているのだ。
私はこうした巨木が大好きなのだ。

巨木の下にはベンチがあるので、ここで休憩した。すぐそばに茶の工場があって、お茶のにおいが香ってくる。幸せな気分でいっぱいになる。



 蔵田から宇嶺の滝へ
蔵田の町


通行止めの原因


滝の東屋にテントを張った


鼻崎の大杉から車道を歩いて行き、蔵田の集落に入ると宇嶺(うとうげ)の滝へ行く車道が分岐する。ところが、困ったことにその道は通行止めになっていた。これが通れなかったら、自然歩道歩きはあきらめるしかない。悩んだが、徒歩だった通行可能ではないかと思って行って見ることにした。
5分ほど行くと、道の左のコンクリート壁が大きくひび割れていた。これが危険箇所のようなのだが、まったく問題なく歩いてゆけた。
歩いていると、車が私を追い越して行った。通行止めはいったいどうなっているんだと思ってしまう。

宇嶺の滝の降り口に着いたのは175分。ここには宇嶺の滝周辺のマップがあって、これによると、滝から少し下流に東屋がある。ここにテントを張ることにした。
階段を5分ほど下ると、宇嶺の滝に着く。高さ70mの迫力の滝であった。
この滝は「お君の滝」とも呼ばれるらしく、地元ではこちらの名前のほうが通りがいいらしい。蔵田集落の良家の娘お君が祝言を前にしてこの滝に飛び込んでしまったのだという。よっぽどイヤな相手だったのだろうか。かわいそうに…。
滝から川下に遊歩道を
200mほど歩いて行く。この道はすさまじく荒れ果てていた。高台にある東屋に着く。建物は新しいのだが、中は枯れ葉が散らばって、テーブルにはホコリ。ここを使う人はほとんどいないらしい。
でも、ここにテントを張った。


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