東海自然歩道 静岡の道.


大光寺→春埜山奥の院→鳥居沢山山頂→島田市境界→平松峠→金剛院

昨日はすごい雨だったのだが、朝にはすっかり晴れた。
今日の行程はひたすら山の中を歩くのだ。金剛院から三角点のある鳥居沢山に登って、それから平松峠にくだる。
あとは舗装された参道を歩いて金剛院にお参りするのだ。
大日山金剛院山門

 大光寺から鳥居沢山へ
展望台からヤブ道に入る


Y字路の真ん中の道を登る


春埜山奥の院


鳥居沢山山頂

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201368

大光寺駐車場のトイレの中にテントを張ったのだが、4時半には起きてテントを撤収した。参拝者が来る前にテントはたたむ必要があったのだ。
5時半、ザックを背負って外に出ると、雨は完全にやんでいて、日もさしてきた。駐車場の一角に展望台があって、そこにはベンチ・テーブルが置かれている。ここは自然歩道の休憩所なのだ。幾重に連なる山並みが見えた。
この休憩所から指導標に従って、草茫々の道を行く。すぐに舗装道に出たが、そこには指導標がなくて、どっちへ行ったらいいのかわからない。あたりを見回すと、左に指導標が見えるので行ってみた。そこは昨日、大光寺境内入口の大きな鳥居のあるところで、自然歩道は右に行くのだった。次の目的地、金剛院までは6km120分となっていた。
アスファルトの道を歩いて行く。左側の展望が開けて、盆地を雲が埋めているのが見えた。すばらしい眺めだ。
15分ほど歩いたところにY字路があって、その真ん中に山に向かって登る道がある。これが自然歩道のルートである。
林道のように広い道を緩やかに上って行くと、すぐにベンチ・テーブルがある休憩所があった。ここから本当の山道が分岐する。階段の急な山道を登って行く。アップダウンがある険しい道だが、
10分ほどでお堂の前に着いた。これは「春埜山奥ノ院」であった。お堂の入口はしっかりと閉ざされていて、中に何が祀ってあるのか見ることはできなかった。
杉林の中、痩せた尾根をアップダウンする。道は階段になっていて、しっかりしているのだが、きつい登り下りの連続である。この急な登りの途中でギンリョウソウを見つけた。
奥の院から15分ほどで、杉林の中にある休憩所に着いた。平坦なところなのだが、三角点があった。細い木の幹に山名の標識がくくりつけられている。ここが標高931mの鳥居沢山山頂であった。それにしてもまったく山頂らしくない。平坦な尾根の途中で、しかも杉林の中である。
四等三角点だが、三角点があるのだからりっぱな山である。とりあえず記念写真を撮った。



 金剛院へ
林道と平行して行く


島田市の境界に着いた


平松峠


金剛院の庫裡


鳥居沢山山頂で少し休憩して次の金剛院をめざす。指導標には
4.1kmと書かれていた。
樹林の尾根を緩やかに下って行く。40分ほど行くと右側が開けた。そこには林道が続いていて、これに平行して少し行くと林道に合流してしまった。
そこは林道のY字路で、自然歩道の案内板がたっていた。そしてここは島田市の境界でもあった。Y字路の真ん中に山道があって、自然歩道はこれを行くのだ。きれいな杉林の尾根を15分ほど行くと、再び林道に出てしまう。ところが困ったことにそこに指導標がなくて、どう行ったらいいのかわからない。少し先には分岐があるが、そこにも指導標はないので、二万五千分の一の地図と磁石で方向を確認して歩いて行く。最悪、ルートが違っていても方向さえ間違っていなければ、なんと目的地へは着けるはずだ。
自信がないまま歩いて行くと、指導標を見つけた。よかった…。このあたりは林道は新しく造られたようで、そのとき指導標はどっかへいってしまったらしい。すぐに林道から山道に入って、少し行くとベンチがあったが、そのすぐ先で林道に降り立つ。そこには東屋と自然歩道の案内板がたっていた。ここが平松峠であった。ここから金剛院までは1.5km30分である。もう少しだ。
舗装された道を5分ほど行くと大日山参道の石柱に着いた。ここから真っ直ぐに道がのびていて、いかにも参道らしく杉並木になっている。20分ほど行くと、立派な三門が見えてきた。金剛院は明治45年の火災で焼失したのだが、この仁王門は火災にあうことなく天保8年(1837年)のものなのだ。このすぐ先で杉林から抜け出しすと東屋があった。そしてこのむこうに自然歩道の指導標とトイレがあった。トイレで水が補給できないかと思ったが、飲料不可となっていた。この先で林の中に入るが、左に堂塔があった。ここが金剛院であった。りっぱな本堂があって、庫裏もあるのだが、人がいるようには見えなかった。
境内には手水舎があって、竜の口から水が流れ出ている。この水を補給することにした。水も手に入ったので、ここで長目の休憩をした。


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