BACK 犬居城から大光寺へ
2013年6月8日
大光寺駐車場のトイレの中にテントを張ったのだが、4時半には起きてテントを撤収した。参拝者が来る前にテントはたたむ必要があったのだ。
5時半、ザックを背負って外に出ると、雨は完全にやんでいて、日もさしてきた。駐車場の一角に展望台があって、そこにはベンチ・テーブルが置かれている。ここは自然歩道の休憩所なのだ。幾重に連なる山並みが見えた。
この休憩所から指導標に従って、草茫々の道を行く。すぐに舗装道に出たが、そこには指導標がなくて、どっちへ行ったらいいのかわからない。あたりを見回すと、左に指導標が見えるので行ってみた。そこは昨日、大光寺境内入口の大きな鳥居のあるところで、自然歩道は右に行くのだった。次の目的地、金剛院までは6km120分となっていた。
アスファルトの道を歩いて行く。左側の展望が開けて、盆地を雲が埋めているのが見えた。すばらしい眺めだ。
15分ほど歩いたところにY字路があって、その真ん中に山に向かって登る道がある。これが自然歩道のルートである。
林道のように広い道を緩やかに上って行くと、すぐにベンチ・テーブルがある休憩所があった。ここから本当の山道が分岐する。階段の急な山道を登って行く。アップダウンがある険しい道だが、10分ほどでお堂の前に着いた。これは「春埜山奥ノ院」であった。お堂の入口はしっかりと閉ざされていて、中に何が祀ってあるのか見ることはできなかった。
杉林の中、痩せた尾根をアップダウンする。道は階段になっていて、しっかりしているのだが、きつい登り下りの連続である。この急な登りの途中でギンリョウソウを見つけた。
奥の院から15分ほどで、杉林の中にある休憩所に着いた。平坦なところなのだが、三角点があった。細い木の幹に山名の標識がくくりつけられている。ここが標高931mの鳥居沢山山頂であった。それにしてもまったく山頂らしくない。平坦な尾根の途中で、しかも杉林の中である。
四等三角点だが、三角点があるのだからりっぱな山である。とりあえず記念写真を撮った。
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