BACK 平野から高指山へ
2013年9月17日
高指山から稜線を5分ほど行くと送電線の鉄塔があって、さらに15分ほど行くと、ススキが茂る「富士岬平」に着いた。ここからも富士山の眺めがすばらしい。本当に雲ひとつない快晴で、真っ青な空のもと、富士山がすっくと聳えているのだ。富士の足下には三日月形の山中湖、絶景である。
緑の林の尾根を10分ほど行くと「ブナ三昧の尾根」という標識があった。この林はブナだったのだ。
ブナの尾根は道の両側が笹藪になって、送電線の鉄塔に着く。この先、とんでもない急な登りがあって、これを過ぎて緩やかな尾根になると、15分ほどで東海自然歩道のコース案内図と指導標がたつピークに着いた。ここが「大棚ノ頭」で、左に下ると山伏峠である。
ここまでは山梨と神奈川の県境尾根を歩いてきたのだが、この先は完全に神奈川県である。東海自然歩道はいよいよ西丹沢山塊のまっただ中に入って行くのだ。さすがに登山者の多い丹沢だけあって、案内板もしっかりしたものである。そしてこの先、小さなピーク一つ一つにもちゃんと名前がつけられているのだ。
大棚ノ頭にたつ標識によると、50m先にミズナラとブナの大木があるというので、期待して進むことにした。ところが、行けど行けどそうした大木はなくて、ついに見ることはできなかった。
送電線鉄塔を過ぎ、朽ちた丸太の階段を登るとベンチのあるピークに着いた。ここが石保土山(西ノ丸)かと思ったが大棚ノ頭から10分しか歩いていないので、違う。
このピークから気持ちのいい樹林の尾根を25分ほど行くと、広場の真ん中にベンチが置かれた山頂に着いた。ここが石保土山である。ここには三等三角点が置かれていた。
時間は12時15分になっているので休憩したが、樹林に囲まれていて展望はなかった。
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