湿原から5分ほど行くと、アスファルトの道を流れが横切っていた。ここには飛び石が設けられている。車は水の流れをそのまま渡って行くことができる。
15分ほど行くと、西川橋で五斗目木川を渡る。集落の中を歩いて行くと、空は真っ青に晴れて、山の連なりが見える。これは毛無山ではないかと思う。
集落の交差点に「井の頭周辺の案内」があった。このあたりは良質な水がわき出していて、芝川の水源になることから、井の頭というらしい。このすぐ先に東海自然歩道のトイレがあって、その前には自然歩道の案内板がたっていた。このマップによると、このすぐ近くに「陣馬の滝」と「太鼓石」があるらしい。
このトイレのすぐ先に陣馬の滝の入口があった。重いザックは、入口に置いて滝に向かった。遊歩道を歩いて行くと、左に川が流れている。これはさっき渡った五斗目木川なのだ。
すぐに滝が見えてきた。岩壁が屏風のように横に広がっていて、そこにいくつもの滝がかかっている。白糸の滝を小さくしたような滝である。
三脚をたてたカメラマンが一人、熱心に写真を撮っていた。私が写真を撮るには、けっこうジャマなのだが…。
自然歩道に戻って、太鼓石があるという遠照寺を探した。お寺の屋根は近くに見えるのだが、その入口がわからない。歩いて行くと、正面に富士山が見えた。
遠照寺へは、結局大きく遠回りするのだが、この途中、道ばたの小川がすごくきれいなことに気がついた。これも富士山の湧き水らしい。
遠照寺の境内に入ったが、太鼓石の案内がない。探したら、本堂の左の奥に円筒の石があるのを見つけた。案内や説明板がないのだが、これでまちがいないようだ。
写真を撮ってすぐに引き返した。
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