東海自然歩道 静岡の道


田貫湖湖畔→自然歩道入口→小田貫湿原→猪之頭→陣馬の滝→遠照寺(太鼓岩)→猪之頭中学校→朝霧高原→麓の吊り橋→麓休憩所

田貫湖の夜が明けると、目の前には大きく富士山が聳えていた。やっと美しい富士山に会うことができた。田貫湖はダイヤモンド富士で有名なのだ。
田貫湖から麓集落までの間には見所が多い。田貫湖の眺めも素晴らしいし、小田貫湿原、陣馬の滝等々、何よりもきれいだったのは猪之頭で見た富士山湧水の清流である。
田貫湖から仰ぐ富士山.

 田貫湖から小田貫湿原へ
早朝の田貫湖と富士山


田貫湖の南端


小田貫湿原

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2013912

真夜中に目が覚めて、テントの外に出てみたら、湖の向こうに富士山が見えた。星もきれいにまたたいている。明日は晴れそうだ。

夜が明けると、田貫湖と富士山の眺めがすばらしかった。富士山のうしろが明るくなってきて、雲が黄金色に輝く。絶景である。

5時半からテントの撤収を始めた。かってにボートハウスにテントを張ったのだから、人が来る前にたたんでしまおうというわけである。
歩き始めたのは640分。湖畔につけられた遊歩道を歩いて行く。田貫湖を眺めながら歩いて行くと、湖に張り出したデッキの上に東屋があった。ここにテントを張ればよかったと思った。湖の南端まできたところで、左の坂道を登る。すぐに東海自然歩道の入口があった。本当だったらここに降りて来なければいけなかったのだ。
自然歩道は舗装道が続く。10分ほど歩くと「小田貫湿原」の案内板があった。もちろん立ち寄ることにした。車道から砂利道の遊歩道に入って、すぐに左に折れる。湿原なんてないじゃないか…と思いながら歩いて行くと、正面に東屋が見えてきた。この中を抜けると樹林から抜け出して湿原が広がった。湿原の中に木道が続いている。でも、秋になっているためか、花を見ることはできなかった。何もないなぁと思いながら木道を行くと、池塘をいくつか見ることができた。
湿原の散策は10分で終わってしまって、再び車道に出てしまった。



 陣馬の滝へ
飛び石で渡る


猪之頭のトイレ


陣馬の滝


太鼓石


湿原から5
分ほど行くと、アスファルトの道を流れが横切っていた。ここには飛び石が設けられている。車は水の流れをそのまま渡って行くことができる。
15分ほど行くと、西川橋で五斗目木川を渡る。集落の中を歩いて行くと、空は真っ青に晴れて、山の連なりが見える。これは毛無山ではないかと思う。
集落の交差点に「井の頭周辺の案内」があった。このあたりは良質な水がわき出していて、芝川の水源になることから、井の頭というらしい。このすぐ先に東海自然歩道のトイレがあって、その前には自然歩道の案内板がたっていた。このマップによると、このすぐ近くに「陣馬の滝」と「太鼓石」があるらしい。
このトイレのすぐ先に陣馬の滝の入口があった。重いザックは、入口に置いて滝に向かった。遊歩道を歩いて行くと、左に川が流れている。これはさっき渡った五斗目木川なのだ。
すぐに滝が見えてきた。岩壁が屏風のように横に広がっていて、そこにいくつもの滝がかかっている。白糸の滝を小さくしたような滝である。
三脚をたてたカメラマンが一人、熱心に写真を撮っていた。私が写真を撮るには、けっこうジャマなのだが…。

自然歩道に戻って、太鼓石があるという遠照寺を探した。お寺の屋根は近くに見えるのだが、その入口がわからない。歩いて行くと、正面に富士山が見えた。
遠照寺へは、結局大きく遠回りするのだが、この途中、道ばたの小川がすごくきれいなことに気がついた。これも富士山の湧き水らしい。
遠照寺の境内に入ったが、太鼓石の案内がない。探したら、本堂の左の奥に円筒の石があるのを見つけた。案内や説明板がないのだが、これでまちがいないようだ。
写真を撮ってすぐに引き返した。



 麓へ
集落外れの指導標


コンクリートの自然歩道の橋


麓の休憩所


集落を外れたところに十字路があって、ここに指導標が立っている。自然歩道の指導標は一旦左折してすぐに右折するようになっている。指導標の通りに行くと茫々の草を掻き分けることになるのだが、すぐに十字路を直進した道に合流する。いったい何なのだと思ってしまった。
林の中の林道を行き、道が左にカーブするところで直進して、草の生える道を行く。
10分ほどで校舎の横に着いた。これが猪の頭中学校であった。
学校の正面に回り込んでから、指導標に従ってなんどか曲がる。土の山道に入ると、けっこう急な登りになった。
コンクリートの自然歩道の橋を渡り、平坦な静かな林道を行く。林から抜け出すと車道に出た。このあたりが朝霧高原だと思うのだが、標識がないのでよくわからない。
砂利の林道を行くと行止りになって、その先に吊り橋があった。これが「麓の吊り橋」である。

長い吊り橋を渡るとすぐに舗装の車道に出た。緑の牧草地広がっていて、この草原を眺めながら「麓」に向かうのだ。「ふもとっぱらキャンプ場」を過ぎて、5分ほど行くと「麓山の家」に着いた。このすぐ先で、鋭角に右折する。ここは毛無山の登山口で、私は登山のために何度か来ているのだ。すぐに、自然歩道の休憩所があった。トイレの前にベンチ・テーブルがあるので休憩することにした。1020分になっていた。


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