国道には歩道部分があるので、車を気にせずに歩いて行くことができる。気田川に流れ込む不動川に架かる橋を渡ったところはT字路で、自然歩道は右折する。ここからは不動川に沿って歩いて行くのだ。アスファルトの道を20分ほど歩いたのだが、自然歩道の入口がない。おかしいと思って地図を開いてみると、私は自然歩道は右に分岐すると思っていたのが、実際は左に分岐するのだった。あわてて引き返した。
自然歩道の入口指導標は樹木に隠れていて、これは見逃してもしかたがないと思った。ともかく、15分ほど時間をロスしてしまった。
深い杉林の中に続く舗装道を上って行く。
20分ほど行くと樹林から抜け出して、茶畑が広がった。高森と思われる集落を過ぎ、再び杉林に入ったり出たりしながら行くと、大きな送電線の鉄塔があった。これで地図の上でどこにいるかわかった。
緩やかな下りになって集落の中に入って行くと、中谷というバス停があった。このあたりが和泉平である。
ここから緩やかに坂を上って行くと、左・新宮池の道路標識があった。大きくカーブしながら車道を上って行く。地図を見ると、このあたりに石仏があるというので、注意しながら歩いていったのだが、見つけることはできなかった。
強く日が照りつけるなか、アスファルトの道を上って行くと、左に石灯籠がたっていて、その奥に池が見えた。これが新宮池であった。
池の畔には休憩舎とトイレがあった。この休憩舎は売店か何かだったようなのだが、今は使われていなくて、埃が積もっていた。椅子・テーブルが残されていたので、この中で休憩することにした。近くのトイレで水を補給して、お湯を沸かしたりした。時間は11時になったいた。
池を右に巡ると、すぐに自然歩道の入口があるのだが、そのまま池を巡った先に神社が見えるので行ってみた。神社の途中には船が置かれていて、お祭りのときはこの船を池に浮かべるらしい。杉の巨木の参道を行くと、石の鳥居があって、それをくぐると急な石段がある。下からも本殿が見えるので、石段の前で手を合わせて、上ることはヤメテしまった。
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