東海自然歩道 山梨の道



精進湖民宿村→青木ヶ原樹海→富士山精進口登山道→風穴→森の駅風穴→国道139号線→紅葉台

精進湖民宿村から青木ヶ原樹海に入る。富士山噴火時に押し出された溶岩が苔むして、その上に樹木が茂っているのだ。異様な雰囲気である。
風穴から森の駅に向かい、ここで水を補給。国道を歩いて行ったが、自然歩道の合流点がわからなくてずいぶん時間を無駄にしてしまった。
青木ヶ原樹海を行く.

 青木ヶ原樹海を行く
青木ヶ原樹海入口


青木ヶ原樹海を行く


富士山精進口登山道が交差する


富嶽風穴案内板があった

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2013年9月13日

国道139号線の裏道を行く。この通りは精進湖民宿村というのだ。
この通りを
8分ほど歩くと、T字路にぶつかる。ぶつかったところに自然歩道の入口があって、ここには「富士山原始林」の案内板があった。いわゆる「青木ヶ原樹海」である。
この樹海は千数百年前、富士山中腹からの噴火でつくられた青木ヶ原溶岩流の上に形成されたもので、国の天然記念物に指定されている。青木ヶ原樹海といったら、一度踏み込んだら出ることができない迷路のようになっていて、自殺者が後を絶たないときいたことがあるのだが…。

恐る恐る樹海に入って行ったのだが、道は自然歩道としてきちんと整備されているので迷うことはない。
それにしても、富士山原生林はすごい。一面、溶岩の大きな岩の重りで、それが苔むしている。この溶岩の上に広葉樹や針葉樹が生えているのだ。苔むした大きな岩の間にはぽっかりと穴が開いていたりする。つい立ち止まって写真撮影に夢中になってしまう。
20分ほど行くと、舗装道にぶつかった。自然歩道はこれを横切るだけなのだが、この道は「富士山精進口登山道」であった。このすぐ近くにお堂もたっていた。富士山登山は五合目まで車で行って、そこから歩き始めるのが一般的なのだが、いつか私はここから五合目まで歩いてみたいと思っている。
少し休憩してから、再び樹海歩きを続ける。20分ほど行くと、すぐ左に車道が見えてきて、これに沿って少し行くと東海自然歩道案内板の前に着く。この先は車道から離れて、再び静かな樹海の中を行く。
「富嶽風穴」の案内板があったが、それらしきものは見つからなかった。案内板前で左折して観光施設の風穴に向かった。このあたりから観光客とすれ違うようになった。すぐに風穴の入口に着いたが、人も多いし、時間もかかりそうなので、パスしてしまった。
国道に出たところが「森の駅風穴」で、広い駐車場には車がいっぱいであった。今、
1510分、ここで水を補給した。これで、もうどこでも野営ができる。



 足和田山紅葉台へ
風穴からは国道を歩いた


氷穴の入口


ダラダラとした登りが続く


紅葉台


「森の駅風穴」から来た道を引き返して氷穴に向かおうと思ったが、東海自然歩道は国道と交差しているので、国道を歩いて行って、交差する自然歩道に入ることにした。
国道を歩いて行く。

10
分ほど行くと、「鳴沢氷穴」の入口があったが、これは車のための標識で、自然歩道の入口は別なのだ。さらに歩いて行くが、いくら歩いても自然歩道の入口がない。二万五千分の一の地図で地形から判断して、とうに通り過ぎていることがわかった。それにしても、相当注意して歩いていたのになぜ見逃したんだ…と思いながら引き返していったら、林の奥に自然歩道の指導標らしきものが見えた。近づいて見ると、間違いなく東海自然歩道の指導標である。何故なんだ!と叫びたくなったが、自然歩道は国道をトンネルでくぐって渡るため、直接交差することはないのだった。
ずいぶん時間を無駄に費やしてしまったので氷穴は止めにして、このまま足和田山に向かうことにした。

国道から踏み跡をたどって東海自然歩道に合流する。自然歩道は樹林の中を行くのだが、ほとんど平坦で登りにならない。これで本当に足和田山に向かっているのか…と心配になってしまうころ、緩やかな登りになった。
ダラダラとした登りが続き、最後に崩れかけた丸太の階段を急登すると、小屋のたつ広場に着いた。ここが紅葉台であった。
165分になっていた。
今日の宿泊は足和田山山頂のつもりだったが、水も充分あるので、ここに泊まることにした。小屋と思ったのは三方に壁がある東屋で、壁際がベンチになっている。でも、入口は草茫々で、なかにはゴミが散らばっていた。このゴミを除けてテントを張った。

紅葉台にある案内板を見たら、ここから眺める富士山は富嶽八景の一つなのだった。でも、富士山は見えない。私は富士山が見たくてやって来ているのだが…。


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