BACK 本栖湖から精進湖へ
2013年9月13日
国道139号線の裏道を行く。この通りは精進湖民宿村というのだ。
この通りを8分ほど歩くと、T字路にぶつかる。ぶつかったところに自然歩道の入口があって、ここには「富士山原始林」の案内板があった。いわゆる「青木ヶ原樹海」である。
この樹海は千数百年前、富士山中腹からの噴火でつくられた青木ヶ原溶岩流の上に形成されたもので、国の天然記念物に指定されている。青木ヶ原樹海といったら、一度踏み込んだら出ることができない迷路のようになっていて、自殺者が後を絶たないときいたことがあるのだが…。
恐る恐る樹海に入って行ったのだが、道は自然歩道としてきちんと整備されているので迷うことはない。
それにしても、富士山原生林はすごい。一面、溶岩の大きな岩の重りで、それが苔むしている。この溶岩の上に広葉樹や針葉樹が生えているのだ。苔むした大きな岩の間にはぽっかりと穴が開いていたりする。つい立ち止まって写真撮影に夢中になってしまう。
20分ほど行くと、舗装道にぶつかった。自然歩道はこれを横切るだけなのだが、この道は「富士山精進口登山道」であった。このすぐ近くにお堂もたっていた。富士山登山は五合目まで車で行って、そこから歩き始めるのが一般的なのだが、いつか私はここから五合目まで歩いてみたいと思っている。
少し休憩してから、再び樹海歩きを続ける。20分ほど行くと、すぐ左に車道が見えてきて、これに沿って少し行くと東海自然歩道案内板の前に着く。この先は車道から離れて、再び静かな樹海の中を行く。
「富嶽風穴」の案内板があったが、それらしきものは見つからなかった。案内板前で左折して観光施設の風穴に向かった。このあたりから観光客とすれ違うようになった。すぐに風穴の入口に着いたが、人も多いし、時間もかかりそうなので、パスしてしまった。
国道に出たところが「森の駅風穴」で、広い駐車場には車がいっぱいであった。今、15時10分、ここで水を補給した。これで、もうどこでも野営ができる。
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