BACK 大正村から三本松峠
2009年3月31日
5時半に目を覚まして、熱いコーヒーを飲んだ。どうしてこんなに寒いのだろう。名古屋周辺ならもう十分温かいと思っていたのに。
三本松休憩所はその名前の通り、丘のピークに三本松があることに由来する。でも、三本松というのは松が3本あるわけではなくて、樹齢100年の松の枝が3本に分かれているのだという。その三本松を探したが、樹齢100年もの松を見つけることはできなかった。
休憩所から下って、自然歩道本コースに戻ったのは7時であった。ここから矢作ダムに下ってゆくのだ。ダムのある集落は閑羅瀬といって、矢作川を渡ると岐阜県から愛知県に入ることになる。ようやく岐阜の道が終わるのだ。指導標には閑羅瀬まで2.1km60分と書いてあった。
山道を下って行く。最初は杉の植林帯を歩いていたのだが、いつのまにか自然林になって、道には枯葉が厚く積もっていた。足首まで埋まるほどの枯葉の道を下って行く。傾斜がきつくなって、ジグザグにどんどん下ると赤い鳥居があって、見上げると山の急斜面に祠があった。このすぐ傍に朽ちて倒れた指導標があった。閑羅瀬まで200m3分と書いてあった。まだ35分しか歩いていない。朝は足も痛くなくて快調なのだ。
すぐに舗装された車道に出た。そこには三面の馬頭観音像がたっていた。ここにたつ指導標には閑羅瀬橋(愛知県境)まで700m15分と書いてある。
閑羅瀬集落の入口には東海自然歩道の案内板がたっていた。これは古いもので今のイラストの案内板とはずいぶん違う。「奥矢作湖のみち」とあって、閑羅瀬から颪(おろし)までを紹介している。集落に入ると桜がきれいに咲いていて、右には青い水面が広がっている。ダムの下流だというのにダム湖のように川幅が広くなっているのだ。集落を抜けると、行く手にダム湖にかかる橋が見えてきた。これが閑羅瀬橋で、これを渡ると愛知県である。橋の手前にはテーブル・ベンチがあって、新しい自然歩道コースの案内板がたっていた。
NEXT 閑羅瀬から伊勢神峠へ
BACK 東海自然歩道 岐阜の道
|
|
私のテント
落ち葉の積もった道を下って行く
舗装された車道に降り着く
橋を渡ると愛知県に入る |