BACK 愛宕山
2002年5月5日
愛宕山山頂からは来た道を引き返さずに、月輪寺経由で下ることにする。
少し石段を下ると左に入る細い道がある。
白髭神社の前に出て、その石段を下ると舗装の道がある。これを行くとすぐに山道があって、これを下って行く。
大きな岩があって、この上で休憩している登山者がいた。
ガイドブックにこの岩のことが書いてあったので、道が間違っていないことがわかった。
このあたりからは、京都の街並みが一望できる。
30分ほど駆けるようにして下っていくと、お寺の屋根が見えてきて、これが月輪寺であった。さらに急な道を下って行くと林道に出るが、ここに指導標が立っていて空也滝が近いらしい。せっかくなので滝の見物もすることにした。
分岐に戻って、さらに20分ほどで人が多い道にぶつかる。これが東海自然歩道との合流点であった。
ここから再び東海自然歩道を歩くことになる。
東海自然歩道は清滝川に沿った道で、のんびり歩いて行くと、高雄山神護寺に着く。さらに先を急ごうかと思ったが、せっかく神護寺に来たのだから、拝観して行くことにした。
神護寺には長い長い石段を登って行かなければいけない。
この石段登りにまいってしまった。登山とほとんど変わらないのではないかと思ってしまう。
ようやく山門に着く。石段から見上げるこの山門の佇まいはよく写真で見る風景である。しかし、それは大抵、真っ赤な紅葉の中にある。
残念ながら今は新緑の季節で、紅葉なんてありはしない。
重要文化財の大師堂は楓の林の中にあった。緑の楓もけっこうきれいなのだ。
広い石段を登ると赤い伽藍の前に着く。この金堂の中に国宝の「薬師如来立像」があるのだ。美術の教科書では貞観仏教美術の代表として必ず掲載される仏像で、その彫刻方式を「奔波式」といって、衣服のしわの刻みかたに特徴があるのだ。お顔はすごく厳めしいのだ。
金堂の右から山に登って行くと和氣清麻呂の墓がある。この神護寺は和氣清麻呂が高雄山寺に始まるのだ。
一旦金堂に下って、それから「かわらけ投げ」の名所という地蔵院の展望台に行った。
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月輪寺から下ってきた
空也滝
自然歩道と合流した
神護寺に着いた
和氣清麻呂の墓から下ってきた
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