さて、これで坂東三十三所最後の札所の参拝を終えたのだが、案内板をみると、この裏山が「式部夢山道」という散策路になっているのだった。せっかくなので歩いてみることにした。
本堂と多宝塔の間に急な石段がある。これを上って行くのだ。鬱蒼とした樹林の中を上ると東屋がたつ展望所に着いた。ここが潮音台であった。ここに上って来る途中に「紫式部供養塚」があったはずなのだが見逃してしまった。帰りに必ず寄ろうと思う。でも、この展望台には和泉式部の供養塚があるのだった。
引き返して山稜を歩いて行く。鬱蒼とした樹林の道であるが、ちゃんと指導標が立っていた。上ってきた石段の合流点からさらに直進して山道をたどる。
ベンチが置かれて、指導標に「は」とかかれた場所に着いた。ここが那古山山頂のようである。
引き返して、紫式部の供養塚にむかった。上ってくるときは見逃してしまったが、石段から少し奥に入ると紫式部の石塔があった。
これで満足して引き返した。ソテツが茂る本坊に戻ったのは10時半であった。
本坊のすぐ前が駐車場である。あとは仙台に向かって車を走らせるだけだ。…すごく遠いけど。
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