2011年6月6日 潮来から犬吠岬の灯台に向かった。銚子大橋で利根川を渡ると、犬吠崎は近い。 灯台のすぐ傍の駐車場に車を停めて、自転車で犬坊岬灯台に向かった。この灯台はイギリスの技師の設計監督によって明治7年に完成したものである。真っ青な空にすっくとそびえ立つ白い灯台はすごくきれいであった。灯台には中にはいれるので、上ってみた。犬吠崎に向かって弧を描いて続く海岸線と打ち寄せる白い波がすごくきれいであった。 太平洋の青い海を右にみて、自転車を走らせる。海岸線に沿って歩道が設けられていて、絶好のサイクリングロードになっていた。20分ほど走ると鮮やかな朱の五重塔が見えてきた。これが坂東27番札所の円福寺であった。
円福寺は商店が並ぶ繁華街に隣接してたっているのだった。 仁王門をはじめとする堂塔はすべて鮮やかな朱塗りで、このケバさに辟易してしまうのだ。 仁王門から境内に入ると、本堂の前には阿弥陀仏の銅像が置かれていた。この寺は真言宗で浄土宗ではないはずだが…。 本堂の前で読経して、さて納経を…と思ったら、納経所はここから150mほど離れたところにあるのだった。境内から外に出ると、隣接して銚港神社があった。せっかくなので手を合わせた。 車が激しく行き交う大きな交差点を渡った先に大師堂がある。ここに納経所があるのだった。本堂と違ってすごく静かであった。 納経を終えて、犬吠崎に引き返す。途中、太平洋の波が打ち寄せる海岸に下りて、犬吠崎の灯台を眺めた。心が洗われるような眺めであった。