坂東三十三ヶ所巡礼.






 明覚駅から正法寺仁王門へ
東武東上線で高坂駅へ


足利基氏館跡への入口


駐車場からの参道

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2011年5月20日

JR
明覚駅から小川町駅まで行って、ここで東武東上線に乗り換えると20分ほどで高坂駅に着く。
高坂駅から10番札所の正法寺までは4kmほどである。高坂駅は時計台があって、ちょっとステキな駅なのだ。
駅からはひたすら西に向かって歩いて行くのだが、通りにはたくさんの彫刻像が並んでいた。私は、街中に置かれた彫刻はけっこう好きなのだが、今は札所に急がなければいけない。帰りにゆっくり見ようと思う。

関越自動車道の高架をくぐると道は左にカーブしていって、複雑な交叉点に着く。少し行くと県道212号線に合流して、そのすぐ先に「足利基氏の館跡」という標識があった。足利基氏は足利尊氏の次男で、鎌倉公方と呼ばれ、南北朝時代に活躍した武将である。でも、時間がないので素通りした。
県道を10分ほど歩くと、右に正法寺の駐車場があって、その手前にお寺に続く参道があった。
林の中の遊歩道を歩いていって、仁王門に着いたのは1650分。急がないと納経所が閉まってしまう。読経などはすべて後にして、ともかく先に納経を済ませてしまう。納経所は仁王門のすぐそばにあった。ラッキー。




 正法寺参拝
仁王門


観音堂


御朱印ももらったので、これでゆっくりと参拝できる。

まず、仁王門。赤く塗られた仁王像はすごく迫力があってりっぱなものであった。運慶作と伝わっているらしい。
仁王門をくぐると、急な石段が続いている。この階段の左に高札がたっていた。新しいものなので素通りしようと思ったら、これは戦国時代の松山城主が発したものを復元したらしいのだ。しげしげと見入ってしまった。
階段を登りきって平坦な境内に着くと、「坂東十番霊場」と刻まれた大きな石柱が向かえてくれた。
境内の右奥には鐘楼があった。元享2年(1322)の銘がある古いものである。
本堂への参道を行くと、百地蔵堂と薬師堂があった。
水子地蔵と弘法大師像の前で緩やかに右折すると正面に本堂(観音堂)があった。千社札がいっぱい貼られていた。そして、緻密な彫刻が施されていた。
観音堂で読経を終えて、お堂の後ろの岩壁にならぶ石仏を観にいった。四国八十八ヶ所の仏像と日本百観音の石仏が並んでいるのだ。見ごたえがあった。
境内には巨大なイチョウの古木がそびえている。私は巨木が大好きなのだ。


●宗派/真言宗智山派 ●本尊/千手観音菩薩 ●開基/逸海承認


 正法寺から高坂駅へ
弁天池


夕暮れの道を駅に向かう


正法寺の参拝終えたところで今日はおしまい。あとは駅に帰るだけなのだが、帰りは別の道を通ることにした。仁王門から下を見下ろすと、真っ直ぐな道が続いている。これは「岩殿観音門前町」なのだ。この道を行くことにした。

門前町の町並みが終わったところで右に曲がる。そうすると左に弁天池があった。池の真ん中に島があって、そこのお堂が見えた。この池には蛙が住み着かないことから「鳴かずの池」というらしい。
車道を歩いていって、「彫刻の道」に着いた。今日のこれからの予定はないので、この彫刻を一つひとつ丁寧にみてまわった。
駅に戻ったのは18時半であった。


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