坂東三十三ヶ所巡礼.






 東海大学前駅から光明寺山門へ
東海大学前駅


みずほ小学校前のバス停


BACK 五番 勝福寺

2011年5月19日

JR
足柄駅で小田原に向かう。乗車時間はわずか3分である。小田原で小田急線に乗り換えるると、20分ほどの乗車で東海大学前駅に着いた。
駅から7番札所の光明寺までは4kmあるので1時間ほど歩かなければいけない。札所巡りをしているのだから、これくらい歩くのは当然だと思っているのだが、歩く道には巡礼道の面影はカケラも残っていない。三十三カ所巡りは全コース歩きたいという思いは強いのだが、これでは歩いてもまったくおもしろくないのだ。また、ガイドブックを探しても、坂東三十三カ所の全コース歩くためのコース地図はないのだ。
駅から歩いて行くと、30分ほどで目印にしていた「みずほ小学校」があった。さらに10分ほど行くと金目川の流れにぶつかって、そのすぐ先に光明寺の寺門があった。




 光明寺参拝
光明寺の仁王門


本堂の隣にある歓喜堂


納経所の隣にたつ本師堂


光明寺の門は赤く塗られた仁王門である。中をのぞくと、力強い堂々とした仁王像であった。
14世紀頃の造立で、神奈川県の重要文化財に指定されている。
仁王門から境内に入って振り返ると、門には大きなわらじがいくつも下げられていた。
門のすぐ左に鐘堂がある。南北時代のもので、県の重要文化財。
さして正面にはりっぱな本堂がたっている。本堂は本尊聖観音菩薩を祀る観音堂である。坂東三十三カ所巡礼は観音霊場をめぐることなのだから、この観音堂をお参りすることが目的なのだ。観音堂は明応7年(1498)の建立で、中のご本尊を安置する厨子は国の重要文化財である。でも、ご本尊は秘仏で60年に一度しかご開帳されないのだ。当然、私も拝むことはできなかった。
本堂の左隣に赤いお堂がたっている。歓喜堂であった。本尊は歓喜天(聖天)なのだが、これは秘仏で非公開。ただ、堂内には弁財天・毘沙門天・大黒天などが祀られているので、金目七福神として有名らしい。
境内には文殊・普賢菩薩を祀るお堂もあった。
参拝を終えて納経所にいったら、ここには水琴窟があった。竹筒に耳を当てて澄んだ音を聴いた。


  ●宗派/天台宗 ●本尊/聖観音菩薩 ●開基/道儀上人


 光明寺から鶴巻温泉駅へ
途中でバスに乗ってしまった


鶴巻温泉駅


光明寺から東海大学前駅に向かって歩いて行くと、ちょうど鶴巻温泉駅行きのバスがきた。地図で確認すると、東海大学駅のひとつ北にあるのが鶴巻温泉駅である。次にお参りする六番札所長谷寺は北にあるのでちょうどいい。私は駅と札所の間はできるだけ歩くことにしているのだが、車が頻繁に行きかう町中を、ただ歩くのはまったくおもしろくない。バスに乗ってしまった。
鶴巻温泉駅に着いたのは1515分である。


NEXT 六番 長谷寺

BACK 坂東三十三カ所巡礼





総合TOP My日本の山  My日本の道  日本の旅  自己紹介

























inserted by FC2 system