坂東三十三ヶ所巡礼.





 瑞泉院から杉本寺へ
永福寺跡


護良親王の御陵


仁王門への石段


杉本寺本堂

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2009年9月6日

瑞泉院から住宅地の中を
5分ほど下ると、右に学校があって、そこに永福寺旧跡の石碑がたっている。ここで左折して川を渡る。住宅地の中を行くと、左に護良親王の御陵があった。この前で右折して、緩やかに下ると左に小学校があって、広い車道に出る。車道を左に5分ほど行くと杉本寺である。
長い石段を上って行く。苔むした急な石段の前に着くが、これは通行止めで、左から回り込んで境内に登り着くのだ。
境内には観光客がいっぱいであった。…でも、観光客ではなかった。バスでやってきた坂東三十三ヶ所の参拝者なのだ。四国遍路でみたのと同じ情景になった。
この杉本寺は一番札所なので、ここで納経帳を買わなければいけないだが、それも長い行列であった。
杉本寺は天平6年(734)に行基が自ら彫った十一面観音を安置して創建したという鎌倉最古の寺である。行基は奈良の大仏造営への貢献や貧民救済の社会事業などで知られる僧である。その後、仁寿元年(851)に慈覚大師が、さらに寛和2年(986)に恵心僧都がそれぞれ十一面観音を彫って安置し、今は三体の十一面観音が本尊となっているのだ。
文治
5年(1189)に火事に見舞われたときに、この三体のご本尊は自ら杉の木の下に逃れたという伝説から「杉の本の観音」と呼ばれるようになったという。
仁王門があって、さらに長い石段を上ると本堂の前に着く。本堂の周りにも白い幟がたてられていて、いかにも札所の寺院らしい。本堂は5間四方の建物で、延宝5年(1677)の建立である。
境内には無数の五輪塔があって、京都化野の念仏寺みたいであった。


NAXT 第2番 岩殿寺

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●宗派/天台宗 ●本尊/十一面観音菩薩 ●開基/行基





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